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09/07 ZABADAK 3DAYS【3日目】於Eggman East

  • 2013/09/08(日) 19:00:00

3日間に亘って繰り広げられた、岩本町Eggman Eastでの
ZABADAKのワンマンライヴ。

3日間を通して鬼怒無月さん、そして各日異なるゲストを招いた
催しの最終日を拝見しました。
ゲストは、日比谷カタンさん。


とにかく、会場がコンパクトなので距離が近い!
これまでZABADAKは、広めの会場でばかり観ていたので
まったく見え方が違っていました。
ステージが一目で見渡せると、
バンドというよりもひとつの生きもののように見えたのです。


まずは、小峰さんと吉良さんのオリジナルZABADAKで、5曲。
ここで感じたのは、ZABADAKの楽曲の強さでした。
織り細工のような綿密な演奏と、ストレートな歌声。
いちどきにそれを浴びることで
要素をひとつひとつ細かく追うよりも、
曲全体から発せられる空気を
色濃く感じる。


殻が落ちて芯が剥き出しになるような。
ライヴの醍醐味はそれだ、って
知ってたつもりでいたけれど
ふたりのステージは、改めてそれを思い知らせてくれました。


ずっといちばん好きな曲、
“マーブルスカイ”を小峰さんのコーラスで聴いたのは
初めてだったのですけれど、
以前感じていた儚げな雰囲気は、
真っ直ぐ強く向かってくるまなざしに、書きかえられました。

2011年3月に発売になったアルバムに収録された『ひと』収録の
“冷たい夜に”には、
「津波を思わせる表現がある」為、
一抹の躊躇があった…というようなことを演奏後に
小峰さんが話されていたけれど
いま、この時なら
やさしく慰撫されているように、ずっと聴こえていました。

初期メンバー・松田克志さん作詞の、愛嬌と幻想味強い“夜の彷徨”で
カタンさんソロコーナーにバトンタッチ。

本日の「合言葉」は、ちょうど封切りとなった
『キャプテンハーロック』のTV版主題歌。
市場調査(Eggman East調べ)では観に行く予定の方がおふたり程、
とのことでしたが
「つのだじろう作品の実写は是非剛力彩芽嬢で!」
との提案には、多くの賛同が得られました(はげしくme too)。

大きなトピックスは
“逆抵牾参る”をフルで披露したことでしょうか。
17分強の、壮大な「脳内RPGサウンドトラック」と自称されるこの曲は
ふだんショートVer.が演ぜられることが多く
この日も持ち時間が少ない為「端折るかも」的なMCで始まったのですが
蓋を開けてみればエピローグまで、じっくりと聴かせてくれました。

おそらく
斑猫と逆抵牾が踊るシーンで流れているであろう
Phase Vのギターソロでは
初めて聴くロマンティックな展開を見せていて、この先を知っていても
じゅうぶんに深入りしてしまう仕上がりでした。


そして休憩をはさみ、カタンさんと鬼怒無月さんを加えた
4人ZABADAKの初お目見えです。


カタンさんが参加することで、これまで潜んでいたレパートリーが
改めて披露されるようになりました。
そうした曲たち
“水の踊り”“ガラスの森”“五つの橋”そして“旅の途中” (アニメ『狼と香辛料』OPテーマ)等を中心に、
Led Zeppelinの“The Battle of Evermore”のカヴァー
ツェッペリンのカヴァーをやる、といった瞬間、会場がどよんと湧きました。何というか、流石)
そしてカタンさんの
「プログレッシヴなグループサウンズ」の代表曲“愛のギヨテヱヌ 恋するイミテシヲン サ!”
まで、和やかトークを織り交ぜつつ8曲を演奏。
それにしても鬼怒さんの弾丸のような直射の視点には笑わされつつ、
(新たな名言として
クイーンを嫌いな奴を俺は信用しない」
「mixi速弾きコミュに入っているので、速弾きdisに心が痛む」
等が生まれました)
この迷いのなさとギタープレイは、すごく深いところで結びついてるなあ…と思うのです。
素人目にも「なんだか妙なことになっている…!」と驚かされつつも、
もっと近いところで、もっと身体的に、有無を言わさず心臓を摩擦してくるような熱い音。

ZABADAKのライヴに肉感を与える、とても大きな要素となっている気がします。

“愛のギヨテヱヌ~”中盤での
「父と子と精霊との御名によりて…」とゆう詠唱では
小峰さんの“魔笛”ばりのベル・カントが聴けました!
彼女の声は特徴的なのに、何処にも馴染む普遍性と
唱法によって目まぐるしく変わる表情を持っていて、
それぞれの曲に新しい血肉を与えると思うのです。

その“生身”の感じが頂点に達したのが
ラストの“遠い音楽”でした。
声と生音から始まり、徐々に音数が重なり合い、
ループステーションやエフェクトを駆使して、
混沌とした様相へ突入してゆくのは、まるで
未開の原生林に分け入っていくような気持ちにさせられ、
立っている場所からははるか遠く、けれど確かな足許を感じながら
“バイオスフェア”とゆうフレーズを一緒に繰り返していました。


アンコールは
お馴染みの“easy going”
煽られてフロアが一斉に立ち上がり、手拍子とシンガロングで
これまでのゆったりした空気が熱気で一変します。
かと思ったら、いきなり沖縄民謡に転調!
この歌詞、沖縄風の合いの手にぴったしハマるのね…という
新たな発見をしつつ、ライヴは終了しました。

が、そんな風に熱くなった客席がおとなしく終わるはずもなく、
想定外のWアンコールへ。

しばしの選曲会議ののちに、「賑やかに終わろう」ということで選ばれたのは
鬼怒さんのオリジナル“クローラー”でした。
すでに22時をまわっていた為「ソロ回しは短めに」との指示がありましたが、
熱いイントロに導かれて4者4様のテクニックをじゅうぶんに堪能し、
心地よく、幕。


2時間強のステージのなか、
それこそ旅回りをするかのようにいろんな感情、記憶、思考が去来して
やっぱりまた長くなっちゃいましたが、
2013年のいまこのときに
変化し続ける普遍の存在を目の当たりにできる、ということの幸せを
やっぱり思った、一夜なのでした。

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