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8月9日■真夏の夜の歌謡ショウ~ヨロ市道場 於四谷三丁目 Fatima

  • 2011/08/11(木) 12:00:00

「これから初めて観られるなんて、うらやましい」
「いちいち新しい」
「観とかないと人生損」

と、観る前から大絶賛の嵐で、
もう想像もつかないほど、期待なんて単純な想定も出来ないほど、
わたしのなかで生ける伝説化していたミュージシャンが、います。


ヨロ昆撫さん。

自作のカラオケを、ふた昔前くらいのアナログなカセットデッキを駆使して歌う
ヨロ市さんと
その横でセクシーに踊る
あなこちゃんの二人からなるユニット、というのが
現在のプロフィール。

そのヴォーカル、ヨロ市さんをゲストに、
ダンサー・タカダアキコさんが企画したイヴェント。
それが、この「真夏の夜の歌謡ショウ」でした。

会場の「モロッコ風ベリーバー Fatima」は、小ぢんまりとしながらも
ソファ席、カウンター席があり、バーカウンターの対面にはダンス用のスペースが設けられており、
エキゾティークな内装。
お酒やフードもモロッコ料理に特化していて、
ベリーダンスやオリエンタルのパフォーマンスを拝見するのに、ぴったりな場所でした。


まず、第一部はタカダアキコさんと、もう一人のベリーダンサー、Camewさんが
交互に現れたり、ジョイントしたりしての
ダンスのみのステージ。

思えば、タカダアキコさんを「ベリーダンサー」という肩書で存じあげておきながら、
ここまでオーソドックスにベリーダンスを意識させるパフォーマンスを拝見したのは、
これが初めてでした。

表情、おなかの動き、指先までの配慮、どれをとっても
すべてが滑らかな曲線で、その身体のラインの美しさだけでも惚れ惚れとしてしまうのだけれど、
音楽然り、衣装然り、自らの身体然り。
アキコさんはダンスに関わるものすべてを慈しみ、咀嚼し、
取り込んでいこうとする熱情みたいなものを、発していると思う。

そして、そのアキコさんと交互に現れるCamewさんは、
シャープでスピード感のある動きが印象的だったのだけど、
笑顔がすごくパワフルで、
ペドロ・アルモドバルの映画でわりとよく出てくる、母親像。
を、思い出さずにいられなかった。
時々衝動で前が見えなくなって
無鉄砲な行動をとったりするのだけれど、そこには
強さがでん、と根を張っていて、
どんなに揺らいでいても最後には頼りがいが残る、あの
熱い国の、情熱的な肝っ玉母さん(しかも濃いめの美人)みたいな感じ。

近いようでいて、アウトプットがまったく違うおふたりの
濃密な女性観を堪能した後は、休憩をはさんで、
いよいよヨロ市さんのご登場。


角刈り風の、
「もう!絶対Vシネ似合うって!つかもう何本かオファー来てるはずでしょ?」
と問いただしたくなるような、
苦み走った男前が、
四角くて野暮ったいデッキの前で、ごそごそなにかやっている…と思ったら、
曲が始まったのでした。

アキコさんから頂いたご紹介メールには

「ガレージカラオケ最右翼」
「ロックンロールとも、商工会議所のオヤジとも
ジャズともブルースともつかない猥雑でコミカルなニュアンス」


と書いてあったのでしたが、

本当にまさに、
そうとしか形容する言葉がない…。
そして、そこに+溢れんばかりの漢気(おとこぎ)。

黒いビキニ風ドレスで、セクシィに躍るアキコさんを意に介さず、
それどころか、
「あ、ちょっとそこ、俺のイメージと違う」と(本番なのに…!!)
ダメ出しをして、カセットテープを巻き戻し、
やり直しをする徹底したこだわり。

それがすべて
「漢(おとこ)だ…」と
遠い目をせざるを得ないほどの、むちゃくちゃな説得力。

2曲目は、書きおろしたての新曲“殺生について”でした。
これも素晴らしかった。
夏場、多くの人が直面する殺生の場面について、
こないだ法事で聴いたというお坊さんの法話と絡ませながら
アップテンポで軽快に聴かせる、というこのミクスチャー感覚。
アキコサンのダンスも物語性を意識して、キレが出てきます。


さらに、ダンサーがCamewさんに交代しての
“パッセンジャーズ”と、“夕陽のワンマン”。
このCamewさんとのコンビネーションが、また素晴らしかった…!!
アルモドバル的母性と、Vシネ的侠気は、すごく相性がいいらしい。
“パッセンジャーズ“については、振付と曲の内容がいかにマッチしているかを
長々と説明してくださったんですが、
満員電車の歌だそうです。
この禍々しい日常風景を、むしろ愉しいものに置き換えてしまうヨロ市さんの眼には
少年のよな光が宿っていて…。

もう、いろいろとノックアウトされているうちに、あっという間に
第二部も終了。
30分くらいだったでしょうか…。
そして、ヨロ市さんとダンサーふたりのコラボレーションというかたちだったので、
フルサイズのヨロ昆撫さんには、まだ触れてはいない。
それだけでも、
わたしにヨロ昆撫さんを薦めてくださった方々の思いは伝わった、と
思っています。

そして、わたしはそれを更に伝播してゆきたい…!
次は、9月11日(日)、
阿佐ヶ谷は「よるのひるね」(タツノオトシゴがいることで有名なバー)で、
ヨロ昆撫ワンマンが、ありますよ!!



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