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日比谷カタンin Moers Festival Morning Session【2nd Day・後篇】

  • 2011/06/12(日) 12:00:00

さて。
カタンさん2日目の2ステージも終えて、
ようやくフェス本体の内部へ。

カタンさん&大沢さんはバックステージへ。
わたしは、昨日のうちに買っておいたチケットで、会場内へ。
フェス自体は3日間開催なのですが、途中参加者のために
「2日分通し券」というのもあったのです。
チケットは、厚手の紙に、メールス・フェスティバルのアイコンらしい、
「森の中で見返る鹿」の、ちょっとダークな写真があしらわれた
記念としてとっとくのに心そそられる一品。

会場内は、
国立公園のような広場なので、歩行者路には
露店(食べ物から雑貨、洋服まで、フリーマーケットのようだった)が連なり、
その周りには、宿泊参加者のものと思われるテントがわさわさと張られていました。
ステージは、3つくらいあったのかな。
すべて、テントによる簡易スタジアムのようになっていて、
日本の屋外フェスとは少々趣を異にします。

今滞在中
にわか雨がわりと多かったので、時節や風土に合わせると
そういうかたちになるんでしょうな。
だから、メインステージに向かう間、
露店で愉しむ人びとの喧騒と、そこに紛れて漏れ聴こえる音楽に
耳を傾けたりしていました。

メールス・フェスティバルはいちおう
ジャズ・フェスティバルと謳ってはいるものの、
ざっと聴いた感じ、ジャンルに縛られるかたちのものではありませんでした。
道すがら聴いたのは、わりと8bitチューンだったり、
八木美知依さんのアクト後のひとたちは、
ちょっとメタルテイスト入っていたように思う。

そんななかに、突如出演が決まったオーネット・コールマン御大なんて
重鎮もいたわけですけど。

自由というか、もっと違う言葉。
解放、という感じが近い空間でした。
みな、何にも縛りを感じず、思い思いに愉しんでいる。

そんな感じでうろうろしていたら、
カタンさん&Michael Reith氏に遭遇。
これからインタビューをする…というところだったので、
脇でこっそり、見させていただきました。

英語がつたないんで事細かには記せないことが遺憾なのですが、
Michael氏は、主に音楽について新聞という媒体を中心に執筆を重ねていた方らしく、
そのキャリアはかなり長いそうです。
ボブ・ディランにインタビューしたときのお話も、されていました。
そのなかで、ミュンヘンはじめ西欧、北欧のフェスを主催する人びととも交流が深く、
驚くべき音楽を多く聴いてきた、ということ、
特に、ウズベキスタンのタップ・ギタリスト、イズマイロフという
ミュージシャンについては、かなり熱く語られていました。
そして、そのひとりにカタンさんも加わったようで、
(とにかくアクトは興味深かったらしい)
しきりに
「もっと(ヨーロッパ圏の)フェスに出たらいい!」ということをおっしゃっておられました。
その他にも、レパートリーであった伊福部昭から、
本多猪四郎監督版の初代『ゴジラ』の素因になった
第五福竜丸』事件についてや、
現在の音楽にまつわる状況についての見解を話されたり、
たぶん、このふたりがばっちりお互いのことばで通じ合っていたら
朝までコースは確実なのであろう…と思うくらいの、含蓄の深さ。
カタンさんをして
『気の好い山城新伍』とのことでしたが、
あー、言い得て妙…。

10分くらい、というお約束だったけれども
案の定40分くらい(通訳するタイムラグ、というのもあったんですが)
あっという間に経ってしまい、
メインステージでの八木美知依さんダブルトリオを

拝見することに。

メインステージは、スタジアム級の大きさで、
キャパシティ、ステージの広さ、ステージと客席の距離、
どれをとっても、「スペクタクルを観に来た!」という覚悟を以て
アクト鑑賞に臨める様子でした。

八木さんの二台の琴を中心に、
ベースとドラムが2人ずつという特異な編成のダブルトリオ。
そのボトムが丹念に作り上げる足場と、琴の、得も言われぬ空気感。
密度の高さの上に、どこまでも抜けてゆく解放感が混在した、
それは初めての世界でした。
現地のお客さんにもそれは同じであったようで、感嘆の声と鳴り止まぬ拍手は
会場を埋め、

八木さんの生み出した上空へ抜けてゆくかのような爽快さを、更に拡げてゆきました。

しばらく、その壮大な音空間に圧倒されていましたが、
テントの外に出るとそれを引き継いだかのような
高い空、涼しい風…!
ああ。ビールが美味し(自重)

そして、ようやく腹ごしらえ。
行く前は「ソーセージばっかり」と聞かされていたにも関わらず、
そんなに巡り合えなかったので、逆にソーセージへの
恋慕の情が募っていたのですが、ようやくここで食べられました。

その他、グーラーシュ(ハンガリー料理ですが、シチューのようなもの)や、
クネーデル(『団子』を表すドイツ料理の名称。今回食べたのは、穀物のもちっとした団子で、
ちょっと『すいとん』に近いかも。これに、クリームスープを乗せて、いただきました。)などで
ようやくはらごしらえ。
思ったよりドイツ料理美味しいよ!みんなおどかしすぎ!!

21:00からのオーネット・コールマンを観に、再びメインステージへ。
時間の関係で20分ほどしか拝見できなかったのですが、
御歳81歳。
流石に、ご登場されたときは少し、足許もおぼつかぬ様子で
はらはらさせられたのですが、
演奏が始まるとそういった前情報は、消し飛んでしまう圧倒的な気迫!
表現者の、真骨頂を垣間見た気がいたしました。

いよいよ明日は帰国の日。
3日間もいて、何もわからなかったけれど
メールス、離れるとなると、やっぱり、名残惜しいよ…。

ちなみにメールス・フェスティバル2011の
ハイライト動画、ここで視られます。
すべての出演ミュージシャンを網羅しているわけでもないのですが、
どんな感じだったのか、ざっくり掴むには、一度視てみても、よいかも。

http://www.moers-festival.de/multimedia/video.html?L=1

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