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日比谷カタンin Moers Festival Morning Session【1st Day・前篇】

  • 2011/06/11(土) 00:00:00

と、いうわけで。
ようやく本編に参ります。

10日の夜は、もうほとんど何もせず。
11日の朝、ホテルのレストランで、ビュッフェ形式の朝食。
メニューは主に、チーズとハム、サラミなどの加工肉(初日は、なぜかソーセージは無かった…)に
プチトマトのカプレーゼ、スモークサーモン、パン数種類、
スクランブルエッグと茹で卵、それにコーヒーか紅茶、という
わりとしっかりしたものでした。
せっかくだから…と、中庭の席でいただく。
メールスの気候は、初春くらいのぴりりとした肌寒さで、
とにかくいろんな鳥の声がよく聴こえる。

寒いのでコーヒーをポットにある分、飲みつくす勢いでした。
でも、おかげで頭はしゃっきりとす。


日比谷カタンさんは【モーニングセッション】へのご出演。
どういうものか、といいますと、
メールス・フェスティバルの本編自体は13:00くらいから始まるのですが、
その前に、メイン会場の周辺にある小屋のようなところで、
3組くらいが同時にライヴを行う。
で、お客さんはフェススタッフに案内されながらその会場を
周遊して、好きな演目を観る…という感じ。

カタンさんの会場は、古い蔵を思わせるような、
土壁のしっかりした建物でした。
中は音がよく反響して、最初はアンプもいらない、まったく生音でいいんじゃないか、
なんて言っていたくらい。
やはり、ギターとヴォーカルのバランスなどを考慮して、
アンプを使うことにはなりましたが。

カタンさんはその会場を、11:00~13:00の二時間、
好きなように使っていい、
つまり、実質上のワンマン展開がそこには待っていたのです。

音出しも兼ねて、“畸形認メ申ス”を惹き始めるカタンさん。
扉を開け放していたせいか、音に導かれるよにして、
徐々に、人が訪れる。
最初のうちは覗きこんでまたどこかへ去っていく…というパターンが多かったのですが
子供3人と、その母親らしき女性が現れた辺りで、流れが変わった。

彼女たちは、会場内のぐるりに作られた、でっぱりのような椅子のような部分に腰掛け、
じっと聞き入っていたのです。
そうしていると、三々五々、ひとが集まってきて、
やっぱり腰かけて、その場を動こうとしない。

そんなわけで、“畸形”から“ウスロヴノスチの切符切り”に繋げて、
いつの間にやら、ライヴ開始。

このとき、子ども(いちばん上の子、10歳くらいかなあ)が、
『逃ゲロヤ、逃ゲロ』という歌詞の部分を、復唱していました。
日本でもカタンさんのステージを子どもが観ている、ということは
まま、あるけれども、こんなに積極的に
(しかも、“畸形”のよな相当にビザールな曲で)曲のなかに入り込もうとする姿は、
ナカナカ観たことがなかったので、
2日間4ステージ中、わりと印象に残っている出来事。

英語のMCで自己紹介をし、
更に英語版の“いびつな月のはからい”“ヘテロのワルツ”へ。

MCで凪いだ「自己紹介ひとつに何でこのひとはこんなに狼狽してるんだろう?」的静かな空気は、
曲が始まるとがらりと変わります。
比較的穏やかな曲であっても、じっと見入るお客さんたちは、
そのまま、平熱で、昂揚している。
この集中した空気、というのも滅多には感じられないので、思わず
デジカメ握った手にも、無駄な力がこもっていました。

この辺の、英語Ver.についてはオフィス・オオサワの大沢社長が
「日本語で歌った方がいいよ」と何度かアドヴァイスしていた。
やはり、永年日本と海外のミュージシャンを結ぶような活動をしていると、
その辺のオーディエンスの“需要”には、鋭くなるのでしょう。

わたしからすると、それはチャレンジングで、レアで、
聴けるもんなら聴いときたいものではあるのだけれど、
ドイツ、ひいてはメールス・フェスティバルに来ているお客さんは
“言葉の意味”よりも“音”それ自体に貪欲であるから、
多言語でも曲にしっくりくるものの方が、受け入れられやすいんだろうな…とは思う。

事実、この2曲のあとに演った
“キッチンレアリヅム”は、お客さんにカナリ
受け入れられていた。日本語(外来語まじり)だったけど、元々の曲の持つスピード感と、
そこに負けじのことばの情報量のせめぎ合いが、
やはり“音楽”として相当、面白いんだろうな。

再び英語のMC。ここで、3・11のことに触れ、
こともあろうに『AC』CM(“あいさつの魔法”)の英語Ver.を披露…!!

これ、英訳もたぶん、解るひとにはおもしろく出来ているんだと思うけど
いかんせん、ドイツのひと、「ぽぽぽぽーん」を知らなかったから…。

勿体ない勿体ないよう。

そして、更なる狼狽を深めたMCは原発の話へと潜り込み、
ここでいよいよ“伊福部昭・東宝特撮メドレー”へ。

これは全編インストなので、もう余計なことは考えなく、
ただただカタンさんのギターによるポテンシャルと、
伊福部昭というひとの作曲の偉大さを知らしめる、そういうコーナーになっていて、
「ヒビヤカタン、何者だ!」という印象を、観たひと達に決定づけたんじゃないかしら。
そう思って、お客さんの表情を見ようと振り返ると、なんとまあ、
ほぼ、満席。立ち見の人もいたくらい。

伊福部メドレーの熱も冷めやらぬまま、
今度はその流れを引き受けつつも、曲調は打って変わる
“終末のひととき”へ。こちらも一部英語で、途中、日本語も。

イントロの英語詞は、わたしにはトテモ気持ちよく感じられました。
たぶん、これは先述した、ことばの異化効果。
“意味“を外したところで、この英語が“終末”という曲のあたまに、
しっくりきていたのです。

そして最後は勿論“対話の可能性”で。
結局最後まで満場のお客さんは、沸きに沸いての大喝采。
この日のためにカタンさんが自作したCD-Rも、ナカナカの売れ行きで、
ぞろぞろと去ってゆくお客さんの背中を見つめながら、
イロイロ手探りだった1stセットは終了。

そして、舞台は2ndセットへと。

つづく。

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この記事に対するコメント

おごちそうさまです!

その場に居たかった、と、恐らく知ることもなかっただろうことを知り思いふくらますことができる喜びに悶えつつ…

なんか毎日読み返していますーお忙しいなかありがとうございます!

  • 投稿者: ナガエユイ
  • 2011/07/07(木) 12:33:50
  • [編集]

Re: おごちそうさまです!

ナガエユイさま

ありがとうございます!
おおおおそれいります…。何日かかってんだ!という亀更新ですが、
まだまだ引っ張ってますので、のんびりお楽しみ頂けましたら、
これ以上の幸いはございません。
そのうち、数少ない写真も載せたく思いますので
(ライヴ以外はほんとうにろくな写真がないのですが)
よろしくお願いいたします☆

  • 投稿者: ヤマダナナ
  • 2011/07/17(日) 08:54:18
  • [編集]

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