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5月5日「おとなのこどもの日」於渋谷Bar Isshee

  • 2011/05/09(月) 23:00:00

出演

吉良知彦(ZABADAK)
日比谷カタン



日比谷カタン氏の活動スタンスを思うと
誰かと何かをやる、ことに対しての驚きは
そんなに激しくはなく、
「どんどんやってほしい!」と
観てる側は、勝手に思ってしまうのだけど、
このカードは、久々の脅威でした。

脅威、よ。
驚異というよりも。

4月に、Bar Issheeで
鬼怒無月さんと吉良知彦さん、という
これまた意外性を感じるジョイントがあって、
実際、このライヴにも驚かされ揺さぶられていたのです。
ここに、カタンさんがいらしていて
その場でマスターのIssheeさんが吉良さんとのジョイントを提案、
実現という
ちょうスピーディーな展開で、これが実現。

Issheeさんの「アイディア=実行」なフットワークの軽さ、には
驚くばかりか、尊敬しています。

ともあれ。
ライヴですよ。

流石にこの日は、予約満席状態。
Ust配信も決定したので、多くのひとが観られる環境だった模様。


でもやっぱり、
わたしはこの“場”にいたことを、誇りたい、のです。

すべてが現場で決定されてゆく。
それぞれのソロアクト。
カタンさんの緊張から、汗だくの吉良さん。
打ち合わせやリハーサルを経ていても、すべてが“生”を表している。

ZABADAKの代表曲として挙げられる
“遠い音楽”が、カタンさんと共演されたこと。
わたしには、これがひとつの驚きで。
それこそ、アトモスフィア(空気)をつくりあげるのが吉良さんだとしたら、
そこに細かな設定を記していくのが、カタンさん。
その役割が、明確に現れていて、でも
確かに
“遠い音楽”以外のなにものでもないのです。

更に、カタンさんのリクエストで
17年ぶり(!)に披露、と相成った
“五つの橋”
『桜』というアルバムに収められているこの曲は、
ストーリー性が強くて、視点もしっかりしているのだけど、
おふたりでの演奏は、想像だにしなかったほど、
男くさかった…!

それは、この詞に著されたひとつの物語の視点が、
別の登場人物に移る、ということと近い印象を覚えたのです。


これは
個人的な思い出なのですが、
80年代後期から90年代前期くらいの「花とゆめ」を読んでいたら、
至る所でBGMとして「ZABADAK」の名前が挙げられていた時期がありました。
その時期を経て、高校に入って友人からZABADAKのベストを借りて
初めて聴いたとき、
その理由が、ちょっとわかったような気がしたのです。
ZABADAKの音楽には、世界地図がある。
そして、詞がそこにメッセージを断片的に加えてゆく。
その断片的な言葉は、イマジネーションを喚起し、
ひとつのプロットが出来上がってゆく。
そんな行程が、聴き手の頭のなかで組み立てられてゆく感じが、していたのです。



そして。
“五つの橋”と同じくらい久々に
吉良さんの音楽に、
しかも、まったく違うかたちで触れる機会を経て。

初めて受けた印象を改めて思い出すのとともに、
ZABADAKが描いた『世界地図』が、どんどん書き変わっていくのも同時に、感じたのです。

前述もしたけれど、
今回のカタンさんとのジョイント。
カタンさんが先に紡いだ、彼自身の歌は、
吉良さんが大きく広げた、地図の中で起こっている出来事なのかもしれない。
そこに住まう人びとの、営み。事件。
ミクロと、マクロ。
視点の切り替えが、一夜にして何度も何度も、行われていた。
そして、新たな図法のバイオスフェアが、描かれる。

そして、アンコールでは
これは本当にぶっつけだったらしい“EASY GOING”
わたしは、もしかしたら
このおふたりでのこの曲を、
いちばん聴きたかったのかも、しれないなあ。

ライヴのアーカイヴは、
こちらにあるようです。


すーごく、幸せな気分で、
延々と余韻に浸っていたくて、
思わず、Bar Issheeから程近い
東急百貨店本店のぐるりを2周、全速力で走った。


で、戻ってきてみると、
蟲トークに始まり(吉良さんもカタンさんも、虫好きなのです)、
その日、カウンターにいらっしゃった声優の園崎未恵さんが
ドラマ『24』の、ジャック・バウアーの娘・キム役をされていたという話を受け手の
「『24』の正しい見方」講座(って言ってもいいか?)、
更に、クラシックスでのライヴを終えた鬼怒無月さんが立ち寄られての、
鬼才3名によるギター語りに加え、
(ここで、ケースにしまったギターを、吉良さん、出してきた!)
カタンさんの『ヂェイポップはニッポンイチだ』特別篇的
カヴァーミニライヴ
へ…と、鬼のような展開に。

渋谷の一角で、また
新しい物語が記憶された夜でした。

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