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続けます。

  • 2011/03/15(火) 23:59:00

これは書いておこう。


わたしは、プロフィル欄にも書いてある通り、
音楽だったり映画だったりの記事を書いたり、まとめたり、
レビューしたりしています。
そのなかでも、映画に関してはとある雑誌で
『担当』というポジションを頂いて
毎号3~4本の紹介記事を書いています。

そして、今日。
3月15日。
地震の影響で、軒並みマスコミ試写が中止になっています。
レビュー掲載候補作、として考えていた作品が、ことごとく観られない。
当然、といえば当然なのですが、〆切間近の身としては困る。


でも、わたしがやってることって、なんか益になるの…?


同じ問いをミュージシャンが繰り返している。
ライヴハウス経営者も、問い直している。
でも、彼らには『経済』を動かす、明確な数値も存在しているわけです。
だから、無理のない範囲で動いていてほしい。
出来ない、とわかったら休んでくれても構わない。
その『数値』を動かすために、じぶんが出来る協力は、したい。

が。わたしの仕事の場合、その『数値』がほとんど、見えてこないんです。
「××さんのレビューが読みたくて、今号買いました!」なんて話は、
滅多に聞かない。
特に、レビューをメインに活動してるわたしのような輩は、穴を埋めているのが
やっとこさ、みたいな感じです。
『数値』がすべて、と言いたいわけではありません。
これは、ただ、貢献したという実感を、目で確かめたい、という
わたし個人の、わがまま。



で。
そんなことに時間を割いてて、この非常時に、良いわけ?
きのう、あれだけ偉そうなブログ記事を書きつつ、その自問をずっと続けていたのです。


そんな中で今日。
ようやく『試写は、予定通り行います』と答えてくれた映画がありました。
『ゲンズブールと女たち』。


音楽雑誌的にスルーしてはいけない題材だ、と思いながら
同時に『わたしが取り上げる必要、なかろう』と思っていた映画でした。
放っておいても注目を浴びる映画だろうし、そもそも、わたし、
語れるほどゲンズブールに思い入れ、ないや。
そんな感じで見過ごしていたのですが、事情を鑑みて、観に行くことにしました。


結果、大当たり。
ゲンズブールに思い入れがない、わたしが観たから『良い!』と感じられたのかもしれません。
かなりカット割りや編集、画面作りに
戯画的な工夫がなされていて、かなり風刺を帯びた内容になっていましたから。
ゲンズブール本人に、対しても。


けれど、俳優・女優陣の雰囲気作りは完璧で、また、
『伝記映画』を撮ろうとしたらとうてい出てこないであろうアイディア、
60~70年代フランスのカルチャーの紳士・淑女録としても観られる構成に、
ずっと食い入っていました。


『映画観た!』という気分で、宣伝の方にも思いの丈を伝え、
ちょっと寄り道ののちに帰宅してから、
ぽやぽやっと感想をツイートしていたら、
「観たくなりました」というリプライを、たくさんいただきました。

正直、びっくり。
ふだん、映画のことをつぶやいても、そこまでの反応が返ってくることは稀です。
嬉しくてひとつひとつお返事していたら、今度は静岡で震度6の地震があって、
じぶんも机の下に潜ったり、していたんですけれども。

これはたぶん、
求められていることなんだ、と思うことに、しました。

今回の災害に対して、被害が少なかったとはいえ
不安が消えたわけではありません。
地面がしばしば揺れたらそりゃあ怖いし
身体に害を及ぼす物質が空気によって運ばれてくるかも、みたいな話を聞かされたら
怯えます。

けれど、そんな不安はいま突然芽生えたものではない。
原子力発電を抱えたときから、
もっと言うと、地震の多い島国に生まれた時点から、潜在的に持ち続けていたものだと思います。
それが、今回の災害で
目に見える形になった、ということではないでしょうか。

としたら。
幸いに、被害が軽かったわたしが出来ることは、
被災されたり、脅えきって暮らしている方々が戻れる『日常』づくりの
お手伝いではないか。
もし彼らが、不安を乗り越えて戻ってきたとき、
映画も音楽も『自粛』の名のもとに息を潜めていたら、
こんなに寂しいことはないんじゃないか。


ちょうど時を前後して、『相応しくないシーンがある』ことを理由に
公開を打ち切られたり、延期になる作品のニュースを得ることがありました。
でも、『チケットを買って、観たい人が観に行く』公開中の映画に、
そこまで制約を働かせる必要があるのかどうか、疑問でなりません。

そこに別の理由がある、という話は、
また脱線するので置いておいて。
『娯楽の自粛』が、無言の圧力になっているのを感じると同時に
『それが求められている』ことも、同じくらいの強度で感じるのです。

だから、
わたしに出来ることは
ひと息ついて、なにか娯楽に触れたいときに
『こんなのがあるよ』とナビゲーションすることだ、と思えました。

Twitterでやっていると、気軽さのメリットと同時に
最優先の情報が届きにくくなる弊害もある、と今回のことでひっしひし!
学んだので、
ココと向こうで、うまく使い分けてやっていこうと思います。

まずは、溜まったライヴレポの更新からよね。
つうことで、ここ、しばらく存続いたしますので
今後ともよろしくお願いいたします。

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