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■1月17日 日比谷カタン×坂本弘道『異形の蓬莱飾り』 於西荻窪サンジャック 雑感。

  • 2011/01/17(月) 22:30:00

で。
こちらはわたしのいつもの。
雑感、みたいなもの。


第一部、第二部。
それぞれのセットは、それぞれに面白くあったのです。
弘道さんは、ステージの背後にラックを置いて、そこに様々な機材
(楽器に限らないんだぜ、これが)を乗っけたあげく、
足許にもふんだんにエフェクターを用意して、
ライヴに臨む。

今回は、小豆をチェロのうえにぱらぱら落としたり、
エンドピン(でいいのかな?チェロを床に支えるための、金属の尖った棒)に
セイビアンのちいちゃいシンバルを通して、金属同士の擦過音を取り入れてみたり。
はてまた、マッサージャーのような振動器具を弦に当ててみたり。
即興のときには、チェロを抱えて爪弾いて(というよりも、掻き鳴らして)みたり。
カタンさんの“終末のひととき”のセッションでは、
チェロの弓で、のこぎりを弾いていた。
“逆抵牾参る”では、オルゴールも使っていたな。

カタンさんもカタンさんで、
即興ではタッピングを多用してみたり、
だんだん、パーカッシヴなものを求め始めたのか、
ギターのボディをげんこつで叩いて、リズム化させていたりした。
このとき、サンジャックのマイクは彼の息遣いをくっきり拾っていて、
それもしっかり、現場の要素の一部になっていたので
わたしは「うわぁ…」と昂ったりしていたのだけど。

弘道さんがチェロを、弓で普通に弾きはじめると
カタンさんが低音やリズムを支えるかたちになって、
弘道さんのチェロは旋律になったり、エフェクティヴになったりする。

そうやって、“楽器”というものに対しての
固定観念に抗うふたりが組み合わさると、
『面白い』ことになるのは、当然で。
おふたりともが語っていた『違和感』が、
オーディエンスであるわたしたちに、そう感じさせてくれているのかもしれない。


そして余談なのだけど、
「正直、セッションや即興ってどう観ていいかわからないんですよね」
ということを呟いたときに、
雑多な音の集まりが重なり合う瞬間も
“音楽”って言っていいんだよ
(なにか、感じたものがあれば)ということを
最初に教えてくれたのは、石橋英子さんだったかもしれない。
思えば、
坂本弘道さん
日比谷カタンさんの存在を知ることができたのも、彼女あってのことだった。



そして、この日いちばん「なにか」を感じたのは、
“終末のひととき”だった。
“逆抵牾参る”の導入部やその後の即興部も、エキサイティングだったのだけど、
“終末”は、まるで風景が違って見えた。
“人魂の行列”から始まるのこぎりの音の揺らめきは、
あまりにも幽冥で、
最後に残されて語り合うふたりもすべて呑みこまれて、
おおきな水だけになった後に響く、残響のように、
“僕”のことばが。



第二部のセットリストは。こちら。

魔の時
ウスロヴノスチの切符切り~合言葉“タイガーマスクOP”
ベビースキンの世界紀行
椛狩~赤の運命~
坂本弘道さん加わる)
逆抵牾参る(PHASE Ⅱまで)~
終末のひととき

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